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土地車が入りづらい狭小の土地をすぐに買い取って欲しい!(横浜市西区)

ご相談者:不動産会社 様
千葉県千葉市

 当社(不動産仲介会社 様)のお客様(不動産会社)が
横浜市に狭小の土地を所有しており、決算の関係で売却を
急いでいます。
 土地面積が約40㎡しかありません。
 決算に間に合うように御社にて買い取っていただけない
でしょうか?

状況

車が入りづらい狭小の土地をすぐに買い取って欲しい!(横浜市西区) 状況
【所在】神奈川県横浜市西区西戸部町2丁目
・土地面積が約40㎡と狭小である
・建ぺい率60%・容積率150%で建物を建築できても
 約60㎡の大きさまでしか建築できない
・前面道路が細く、車が入りづらい
・第三者名義の建物がある(抵当権の設定も有り)

解決策

1. 不動産仲介会社の方と打ち合わせ

 お話をいただき、すぐに不動産仲介会社の方と
打ち合わせをし、売主様のご売却動機・資金化の時期等を
ヒアリングさせていただきました。

2. 現地確認

 不動産仲介会社の担当の方と打ち合わせ後、
資料を持って現地調査。
 現地には第三者所有の建物がありました。
 周辺は道路幅が狭く、車が入りづらい状況でした。

3. 事業化の検討

 現地確認後、周辺相場をリサーチし、事業計画を
検討しました。
 一番のネックになったことは、「車が入りづらい狭小宅地」で
あることでした。
 それでも人気がある西区ということもあり、思い切って事業化
しました。

4. 売買契約と取得時の引渡し前のトラブル

 事業計画決定後は、速やかに売主様である不動産会社と
売買契約を締結しました。
 ただ、物件の土地と建物の所有権が売主様への移転前で
あり、かつ、建物に第三者の抵当権が設定されていました。
 売主様の決算の関係ですぐに資金を準備し、引渡しを受ける
段取りをとりましたが、不動産のプロであるはずの売主様の
不動産会社の担当の方が抵当権抹消の手続きを一切しておらず、
引渡しができない状態に。
 それでも先方の担当の方より残代金が欲しいという再三、再四の
お願いがあったため、抵当権抹消ができなくても、一定の保全を
とることで売主様に協力することにしました。
 そのため、最終的に取得したときは、建物に第三者の抵当権が
設定されたままの状態でした。

5. 抵当権の抹消と建物の解体、販売活動の実施

 所有権取得後は、売主様担当者と連携をとり、第三者の
抵当権の抹消登記を行い、建物も解体・整地しました。
 権利関係も整理し、土地の雰囲気もよくなったところで
販売活動を開始しました。

6. 売却の契約と引渡し

 多数のお問い合わせがある中でお客様より具体的な購入のお申込みを
いただき、売却の契約を締結しました。
 買主様の融資も問題なく承認され、本日、無事に土地を買主様に
お引渡しすることができました。
 将来、買主様が設計された素敵な建物が建築されるのが楽しみです。

担当者からの一言

 今回の案件のポイントは、「車の入りづらい狭小土地の事業化」でした。
 よく車が入りづらい土地や狭小地のいずれか一方の物件は聞きますが、
今回の物件はその両方に該当していました。

 当社が事業化したときの権利関係を考えると
おそらくほとんどの会社では事業化できなかったことだと
思います。
 今回は、当社だけにそのノウハウがあったために
事業化することに成功しました。

 やはり車が入りづらくても(入らなくても)、狭小地でも、
その両方でも売れない物件はありません!

関係者のみなさま、本当にありがとうございました。