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マンション地元不動産会社では売れないマンションを早く、高い金額で売却したい!(東京都江戸川区)

ご相談者:H.U 様(税理士の先生からのご紹介)
東京都世田谷区

 私も高齢になり、税理士の先生のご指導のもと相続対策を始めました。
 その中でいくつか不動産があり、今回はそのうちの1つ、江戸川区にあるマンションについてご相談させていただきたいと思います。
平成10年に購入したそのマンションは「船堀」駅から歩いて3、4分のところにあり、以前は私たちが住んでいました。
ただ、そこから引越して一時空家になってからは地元不動産会社に依頼し、賃貸していました。
 税理士の先生からは今年売却した他の不動産の譲渡所得税の関係からも年内に売却した方がいい(譲渡所得税を圧縮できる)旨、話がありました。
賃借人の立退きから売却の契約まであまり時間がありません。
御社の方でも売却活動を手伝ってください。

状況

地元不動産会社では売れないマンションを早く、高い金額で売却したい!(東京都江戸川区) 状況
【所在】東京都江戸川区船堀4丁目 サンヴェール船堀
・「船堀」駅から徒歩3、4分の平坦地に立地
・近くには商業施設・教育施設があり、良好な住環境
・築22年が経過しているが、メンテナンスがされており
 良好な室内状況
・現状、地元不動産会社の仲介で賃貸中
・税金の関係で売却まであまり時間がない

解決策

1. お客様との打ち合わせ

 今回のお客様は日頃よりお世話になっている税理士の先生からのご紹介のお客様でした。
 当初はご紹介者である税理士の先生と一緒にお客様と打ち合わせをしました。
打ち合わせの際、お客様からは「税理士の先生と今後の相続についての打ち合わせをし、不動産の処分を進めていたところ、他の不動産の売却の関係でご相談させていただくマンションを年内に売却する必要がでてきました。現在、そのマンションは地元不動産会社が管理しており、その不動産会社経由で入居した賃借人が住んでいます。そんな状況でも売却はできるのでしょうか?早く、高い金額で売却できることを望んでいます」旨のお話をいただきました。

 そのため、お客様には予め用意した空家で売却した場合の査定金額と賃貸中(オーナーチェンジ物件)として売却した場合の査定金額についてご説明しました。
なお、高い金額で売却するためには空家として売却しなければなりませんでした。

 そのため、お客様には「現在管理している地元不動産会社と売却に向けて賃借人の退去を含めた打ち合わせをしてください」とお伝えしたのです。
その理由は、この場で当社が介入するよりも地元不動産会社が賃借人の退去などの段取り、売却活動を行った方が売主様、地元不動産会社にとって効率的だったからです。

2. 賃借人の退去と地元不動産会社による売却活動

 後日、お客様が地元不動産会社を訪問し、「空家でのマンション売却」に向けての打ち合わせをされました。
それからすぐに地元不動産会社と売主様による賃借人の退去交渉がスタート。
ところが賃借人の方はここ最近売却するマンションを使用されていなかったため、賃貸借契約の解除(立退き)は期間を要することなく、手続きが終わり、空家となりました。
 そして、地元不動産会社による売却活動が開始されたのです。
お客様の税金の関係上、年内に売却の契約を締結しなければなりません。
…が、月に何度かお客様とお話する際には全く問い合わせがないというお話ばかりでした…。

3. 当社での売却活動の開始

 お客様が地元不動産会社に相談を売却の相談を持ち掛けたのは7月下旬でした。
そして、それから3ヶ月が経過しても全く問い合わせがなく、売却には程遠い状況だったそうです。
そのため、年内売却を目指す売主様の強い要望により11月中旬に地元不動産会社にかわり当社が売却活動を行うこととなりました。
販売価格については、地元不動産会社と同じ金額で設定しました。

 当社ではお客様からご相談いただいた際にすでに契約できるくらいの物件調査を終えていたため、売却活動に際して特に支障となるようなことはありませんでした。
 正式に売却活動を開始した日が11月23日、年内契約に向けて当社に残された時間は約1ヶ月でした。
そのため、売却の窓口になってからすぐに各方面に情報を発信。
数多くある地元不動産会社や大手不動産会社にも情報を拡散。
こうして時間がない中での売却活動を進めていったのです。

4. 滑り込みの売買契約

 売却活動を開始し、1週間、2週間が過ぎ、残された時間が減っていきました。
お問い合わせはあるものの、お申込みまで至らないというもどかしい時間が経過していきました。

 そんな中、都心にあるリノベーション専門のマンション仲介会社の方とコラボレーションをし、その方のお客様に室内をご見学いただくことができました。
そして、その翌日、なんと室内をご見学いただけたお客様より「購入申込書」をいただくことができたのです!
 12月中旬となっていましたが、売主様、買主様との間で諸条件の協議を行い、契約書の作成。
そして…何とか12月24日に売買契約を締結することに成功!
これで売主様は、他の不動産所得との内部通算ができることになり、多額の譲渡所得税が圧縮できることになりました。

5. 住宅ローンの承認から引渡し

 買主様との売買契約が終わり、買主様には融資の申込み手続きをしていただきました。
すると融資申込みから間もなく、買主様の融資内容が承認され、後日、お引渡し日を調整。

 そして年内ギリギリの契約締結から約1ヶ月後の1月31日無事売却のお引渡しを終えることができました。
ふたを開けてみると短期間で売主様のご希望金額よりも高い金額で売却することに成功したのです。

担当者からの一言

 今回の案件のポイントは「他社とのコラボレーション」でした。

 売却物件は、もともと地元不動産会社が3~4ヶ月売却活動をし、売れなかった物件でした。
それでも売主様は年内に高い金額で売却をすることを望んでいました。
売主様が当初依頼した地元不動産会社では、その不動産会社の取引先および登録している顧客のみに情報を限定し、売却活動を行っていたため、売れませんでした。

 売却物件を期限内に高い金額で売却に成功した当社は、当社のみで情報を留めるのではなく、各方面に情報を積極的に発信し、かつ、色々な会社にコラボレーションを持ち掛け、そしてアクションし続けた結果、無事に売主様の「早い時期」に「高い金額での売却」を叶えることができたのです。

関係者のみなさま、本当にありがとうございました!