リライト田中の活動ブログ

不動産のレッドゾーンとイエローゾーン

2016/05/14
テーマ:ブログ
 みなさん、こんにちは。
代表の田中です。

 今日は、不動産のレッドゾーンとイエローゾーンについて。
先日、長野県の物件調査をした際のお話。

 長野県は丘陵地帯が多いため、ところどころに土砂災害防止法に
もとづく、土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域が指定されて
います。
土砂災害防止法長野県 イエローゾーン
 ここでいう土砂災害とは、がけ崩れ、土石流、地滑り
 長野県では、この土砂災害警戒区域のことをイエローゾーン、
土砂災害特別警戒区域のことをレッドゾーンとそれぞれ呼んでいました。

 では、このイエローゾーンは、どういった地域かというと
「土砂災害のおそれのある地域」です。
 この地域では、土砂災害から生命を守るため、災害情報の伝達や
非難が早くできるように警戒避難体制の整備が図られます。

 レッドゾーンは、「建物が破壊され、住民に大きな被害が生じる
おそれがある区域」です。
 この地域では、次の規制があります。
・建築物の構造規制
 居室を有する建築物は、作用すると想定される衝撃等に
 対して建築物の構造が安全であるかどうか建築確認がされます。
・特定の開発行為に対する許可制
 住宅地分譲や災害時要援護者関連施設の建築のための開発行為は、
 基準に従ったものに限って許可されます
・建築物の移転勧告
 著しい損壊が生じるおそれのある建築物の所有者等に対し、移転等の
 勧告が図られます

 万が一の時に備え、ご自宅または所有不動産がどういった地域に
指定されているかを予め確認しておくことは大切なことですね。

物件調査は、勉強になることが多い。