リライト田中の活動ブログ

マイナス金利で不動産市場はどう変わる?

2016/04/27
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
代表の田中です。

 今日は、 マイナス金利による不動産市場の
変化について。
 午後から参加した不動産コンサルティングセミナー。
マイナス金利と不動産
タイトルは、「マイナス金利で不動産市場が変わる!?」。

いくつか思ったことはありますが、要点だけ。
★不動産市場への影響
 ・預金金融機関としては、マイナス金利によるコスト増。
 ・機関投資家も投資対象を探す必要がある。
    →・J−REITへのマネーの流入。
          マイナス金利導入後、J−REIT指数が19%上昇。
          株は下がりましたが、J−REITは上がりました
          全リートの分配利益の平均が3.6%(銀行に預けるよりいい)
       ・住宅ローン金利の低下。
       ・不動産業向け貸出の増加。
       ・実物不動産市場、特に価格動向。
    →・不動産の二極化。
       ・バブル期のような全面的な不動産価格の高騰は、
          想定しづらい。
★マイナス金利導入による変化
  ・長期金利、短期金利、日経平均、長期プライムレート、
     住宅ローン金利、普通預金金利、定期預金金利など軒並み
     下落。ただし、短期プライムレートは…変わらず。
     短期プライムレート連動で金利が決まる融資利用が多い
     中小企業には、金利低下の恩恵が届いていない。
     短期プライムレートを下げると、金融機関の収益が悪化します。
  ・円高が進んだ。
★地価動向
  ・東京都中心部や大阪都心や地方中核都市は、地価が大幅に上昇。
  ・その他の地方都市は、依然として地価下落の傾向。
  ・東京圏の住宅地では、中央区、千代田区が9%以上も地価が上昇。
  ・茨城県常総市と神奈川県三浦市が6%以上も地価が下落。
  ・銀座の取引事例では、坪単価2億円超も。!(◎_◎;)
  ・首都圏のマンション販売状況は対前年比減少。
     建設費の高騰で販売価格が高止まりしており、購買意欲の
     減退に結びついている。
  ・新規販売の増加や用地取得などの動きは、見えない。
  ・少子高齢化で空家数も膨大で新規マンション需要が東京圏以外で
     著しい土地需要を招くかどうか難しい。
   →マイナス金利だからと言って不動産が、売れているわけではない。
★結論
  ・REITやホテル需要などで大都市圏中心に不動産市場に
     新たな動きが生じる可能性がある。
  ・都市部の土地需要は底堅い。
  ・短期プライムレートが下がると中小の不動産会社に事業機会が
     生じ、不動産市場全般が活況を呈する場合があるかもしれない。
  ・大都市圏と地方中核都市中心以外の地方都市では、まだまだ
     地価が下落していく。

 マイナス金利、奥が深い。
結構勉強になりました~。
 
 夜は、税務コンサルタントのお二人と食事会 IN 日本橋。
お店はこちら。
日本橋OIKAWA
 日本橋OIKAWA。
食べログでも高得点のお店。
 お二人とは先日大きな案件を一緒にコラボレーションでき、
無事にお引渡しができたため、お礼を兼ねて。
 とても落ち着いた時間の中、おいしい会席料理を食べ、
話が弾む。
 楽しく、贅沢な時間が過ごせました。
 それにしても、こちらのお店の料理、本当に美味しかった~。

 税務コンサルタントの方とのお話の中では、
お互いにできることはまだまだあるな、と。
 頑張ります、お客様のために!!(^^)!