リライト田中の活動ブログ

香川県さぬき市で農地売却のご相談|「子どもの近くへ」という思いと、現地で見えた土地の可能性

2026/09/30
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。
横浜を拠点に、全国の売却が難しい不動産のご相談に対応している、株式会社リライト 代表の田中です。

 香川県出張3日目の今日は、朝8時30分から香川県庁での調査でスタートしました。
レトロな雰囲気の東庁舎、私にはタワーマンションのようにも見える本庁舎、そしてまた違った表情の南庁舎。
同じ県庁でも建物ごとに印象が違い、つい見比べてしまいます。

調査を終えた後は、せっかくなので本庁舎21階の展望室へ。
高い場所から街を見渡すと、地上を車で走っている時とは違った景色が広がっていました。

香川県県庁 眺望がいいところは?
朝から絶景を堪能し、さぬき市へ向かいました。

■ 農地売却の向こうにある「家族の近くで暮らす」という希望
 午前10時から、さぬき市鶴羽で農地売却の打ち合わせです。
今回ご相談いただいているのは、農業のために守っていく区域にある「農振農用地」で、農地の区分は「第1種農地」。
宅地と同じように、購入希望者が見つかればそのまま売買できる、という土地ではありません。

 農地として売買する場合は、原則として農地法第3条の許可が必要です。
買う方が継続して耕作できるか、必要な農作業に従事できるか、周辺の農地利用に支障がないかなどが確認されます。
法人による所有には、原則として「農地所有適格法人」という要件もあります。
一方で、現在農家ではない方でも、新たに農業を始める計画などが許可要件を満たせば、取得できる可能性があります。

「農家ではないから絶対に買えない」と、

最初から可能性を閉じてしまうことも適切ではありません。

 今回、私はさぬき市での取得の可能性について、さらに具体的に検討する余地を感じました。
ただし、許可が簡単に下りるという意味ではありません。
購入希望者の営農計画や体制を整理し、農業委員会への個別確認を進めることが大切です。

参考:農林水産省「農業を始めるには~手続き等について~」 https://map.maff.go.jp/Doc/Procedure

 そんな実務の話の中で、心に残ったのがお客様のご家族のお話でした。
神奈川県に住むお子様が、ご両親に自分たちの近くへ来るよう声をかけてくれているそうです。

素敵なご家族だな、と感じました。

 不動産の売却は、土地をお金に換えるだけの話ではありません。
その先に、ご家族の近くで暮らすという希望がある。
だからこそ、土地の条件だけでなく、お客様がこれからどう暮らしていきたいのかも大切にしたいと思います。

■ 墓じまいの見積もりと、地元の方から聞く暮らしの変化
 お客様からは、墓じまいについて3社に見積もりを依頼したところ、最も低い金額が30万円、高い金額が80万円だった、というお話も伺いました。
これは今回お客様から伺った見積額であり、一般的な相場という意味ではありません。
各社の作業範囲や含まれる費用まで同じかは確認していませんが、金額だけで決めず、何をどこまで行う見積もりなのかを比較する大切さを感じます。

 さらに、地域の人口が減り、学校の統合が進んでいること、鉄道も利用者が少なく赤字だというお話も。
こちらも、お客様が地域で暮らす中で感じている状況として伺いました。

 全国の不動産相談に向き合っていると、土地の売却と、家族の住み替え、実家の管理、お墓のことがつながっている場面があります。
一つの土地のご相談の奥に、これからの暮らし全体の課題があるのです。

■ 昨日も見た農地を、晴れた今日もう一度撮る理由
 打ち合わせ後は、お客様所有の農地へ。
昨日も現地を訪れていましたが、天気がよくなかったため、晴れた状態で改めて写真を撮影しました。
同じ土地でも、空の明るさや光の入り方で、写真から受ける印象は変わります。
暗い写真では、本来の広がりや周辺環境が伝わりにくく、問い合わせのきっかけを逃してしまうこともあると考えています。
もちろん、写真で課題を隠すことはしません。
制約は正確に伝え、その土地の良さもきちんと届ける。
そのための、もう一度の現地訪問です。

■ 海辺の「大人の遊び場」と、基礎が残る高台の土地
 続いて確認したのは、鶴羽の海に隣接する土地。 トレーラーハウス、バーベキュースペース、デッキ、キッチン、シャワー、トイレ、そしてサウナまでありました。
まさに「大人の遊び場」という言葉がぴったりの現地です。

 海を目の前に過ごす時間を想像すると、土地の魅力は面積や価格だけでは表せないと感じます。
ただし、設備があることと、希望する用途にそのまま使えることは別。
今後のご紹介にあたっては、設備の状態や利用条件も整理する必要があります。

 昼食後には、海を遠望できる高台の土地も調査しました。
眺望は魅力的なのですが、昨年の火災で建物が全焼しており、現地にはごっつい基礎が残っています。

 ここで大切なのは、「海が見える土地です」で説明を終わらせないこと。
残った基礎をどう扱うか、撤去する場合にはどの程度の費用がかかるか。
再利用を考えるなら、その可否を専門家に確認する必要もあります。

 良いところと、引き受ける必要のある課題。
その両方を整理して初めて、買主様が判断できる情報になります。

■津田の松原でひと息。ランチはやっぱり讃岐うどん
 海辺の土地の調査後には、すぐ近くの津田の松原を散歩し、津田石清水神社を参拝しました。
明るい雰囲気の中で願ったのは、家族の健康と商売繁盛です。
そしてランチは「さぬきうどん羽立」へ。
昨日に引き続き、讃岐うどんです。

さぬき市 さぬきうどん
手打ちのうどんもおいしかったのですが、揚げたてサクサクのイカ天がまた最高でした。

 それにしても、香川県は本当にうどん屋さんが多い。
私が今回走った範囲では、ラーメン屋さんよりうどん屋さんの看板が印象に残りました。

「犬も歩けばうどん屋に当たる」。

そんな言葉をつくりたくなるくらいです(笑)。
ここまで来たら、明日のランチも讃岐うどんでしょうか!?

■ 大串半島と志度寺で、仕事の合間に地域を知る
 ひと通り現地調査を終え、ホテルに戻る前に大串半島を散策しました。
楽しみにしていた、さぬき市野外音楽広場テアトロンは、入口のゲートが閉まっていて中には入れず。
今回は遠目から眺めるだけでしたが、その向こうに広がる海の景色は印象に残りました。

 狼煙場跡は、眺望がよく、開放感のある場所。
思わず「狼煙を上げろ!」と言いたくなります。

 その後は志度寺へ。緑の多い境内が、とてもいい雰囲気でした。
ここでも願うのは、家族の健康と商売繁盛。海女の玉取り伝説にまつわるお墓にもお参りしました。

 駐車場を探して周辺を回ると、古民家と新しい住宅が混在していました。
私が想像していた、古い建物が連なる街並みとは少し違う印象です。
ただ、訪れる人が求める風情と、そこで暮らす人が求める住みやすさは、必ずしも同じではありません。
境内だけでなく周辺を見て歩くと、その地域の日常にも少し触れられる気がします。

■ 洗濯の40分も仕事時間。そして出張最後の夕食へ
 散策後はコインランドリーへ。
昨日、一昨日に着た洋服を洗濯し、その間にお客様への連絡業務を進めました。
あっという間に40分が経過し、洗濯も乾燥も完了。
出張中は、こうした時間も貴重な仕事時間になります。

 夕食は、高松駅近くの「骨付鳥 寄鳥味鳥」へ。
親鳥の骨付鳥は、とにかく歯応えがあり、ジューシー。

香川県 骨付鳥が美味しいお店はどこ?
ガツンとくるおいしさでした。
刺し身くらげも歯応えが抜群で、個人的には病みつきになりそうな一品。地
酒の「金陵ひやおろし」とともに、今回の出張最後の夕食を楽しみました。

■ 土地を次につなぐことが、暮らしの一歩につながるように
 今日お会いしたお客様の、ご家族の近くで暮らしたいという思い。
その思いを前にすると、売却条件を整理し、写真を撮り直し、現地の課題を確かめる一つひとつの仕事にも、意味があると感じます。

 今回のご相談は、まだ売却に向けて検討を進めている段階です。
農地には農地の条件があり、海辺の土地にも、火災後の土地にも、それぞれ確認すべきことがあります。

 条件が難しいからこそ、現地を見て、話を聞き、次に使う方へ何を伝えるべきかを考える。
その積み重ねで、お客様が次の暮らしへ進むお手伝いをしていきたいと思います。

 株式会社リライトでは、横浜を拠点に、全国の農地や空き家、再建築不可物件など、売却が難しい不動産のご相談に対応しています。

「家族の近くへ引っ越したいけれど、残る土地が気になって動けない」。

そんな時も、まずは土地の状況と、これからのご希望をお聞かせください。

同じようなお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。