リライト田中の活動ブログ

「タダでもいいから手放したい」那須塩原の別荘写真に見えた、お母様が守ってきた価値

2026/09/12
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回はお母様が守ってきたものについて。
今日も朝から雨でした。
連日の雨、本当にそろそろ勘弁してほしい…。
ただいま右手を骨折中の私にとって、雨の日の移動はなかなかの試練。
傘に荷物に、使える左手は大忙しです。(苦笑)

そんな今日も、午前・午後ともにお客様がご来店くださいました。

ご相談は、借地と別荘。
種類は違いますが、どちらも「大切な不動産を、これからどうするか」というお話でした。

午前中は、借地人さんから底地購入についてのご相談です。

「借地権の価値を上げるためにも、地主さんから底地を買い取りたい。そのコンサルティングをお願いしたい」

借地権とは、簡単にいえば、建物を所有するために他人の土地を借りる権利。
一方、貸している土地を地主さん側から見たものが「底地」(貸宅地)です。

借地権にも底地にも財産としての価値はあります。
ただ、それぞれに権利関係や利用上の制約があるため、土地と建物をまとめて所有する不動産と比べ、売却先や活用方法が限られることがあります。

そこで、借地人さんが底地を購入し、土地と建物を一つにまとめる。
条件によっては、将来の売却や活用の選択肢を広げられる方法です。

もっとも、「買えば必ず得をする」という単純な話でもありません。

底地をいくらで購入するのか。
購入後に、どのくらいの資産価値が見込めるのか。
そして、地主さんとどのように話を進めるのか。
金額だけでなく、相手のお気持ちや、これまでのお付き合いにも目を向けることが大切です。
今日は、底地を買い取る際の考え方や資産価値を高めるポイント、地主さんとの話の進め方についてお伝えしました。
お帰りの際、お客様から、

「とても勉強になりました。相談料は…?」

と聞かれたので、

「何もしていないから、相談料はかかりませんよ」

とお答えしました。

私としては、まずお話を伺い、考え方をお伝えしたという感覚です。
今回の相談が、次の一歩を考えるきっかけになれば嬉しいですね。(^^)
 

 午後は、栃木県那須塩原市にある別荘を処分したいというお客様が、親子でご来店されました。
所有者はお母様。
昔からご家族で何度も訪れ、利用されてきた、たくさんの思い出が詰まった別荘です。
ただ、今は利用する機会が減り、室内の荷物もそのまま。

 別荘地内にあるため、使っていなくても年間約11万円の管理費がかかるそうです。
さらに、ご高齢のお母様が、今も毎年お掃除や換気のために足を運ばれているとのことでした。

使わなくなったからといって、負担までなくなるわけではありません。
管理費もかかる。
掃除も必要。
遠くまで出かける体力も必要です。
お客様から出た言葉は、

「タダでもいいから手放したい」

でした。

全国の売れない不動産のご相談を受けていると、この言葉を耳にする機会があります。

ただ、その言葉だけで「価値のない不動産」と決めつけてはいけません。
そこには、維持する負担や、家族のこれからを考えたお気持ちが込められているからです。

 お客様のスマートフォンで、別荘の写真を見せていただきました。
那須らしい自然に囲まれた、良い雰囲気の別荘。
確かに少し古さはあります。
でも、お母様がまめに掃除や手入れをされてきたことが、写真からも伝わってきました。

別荘 売却

私はすぐに、

「絶対売れないことないから安心してください」

とお伝えしました。
もちろん、実際の売却条件は、現地の状態や管理規約、維持費などを確認してから考える必要があります。
それでも、写真を見た段階で「古いから無理」「荷物があるから難しい」と片づける物件ではないと感じたのです。

 空き家や別荘は、同じ築年数でも、これまでどのように使われ、手入れされてきたかによって状態が違います。
売る側にとっては「使わなくなった別荘」でも、買う側にとっては「自然の中で過ごせる場所」になるかもしれません。

だからこそ、売却に向けては、建物の状態に加え、管理費などの継続的な負担や、残された荷物の扱いも整理して伝えることが大切です。
良いところと負担の両方がわかれば、購入する方も、その先の暮らしを具体的に考えられます。

今回のお母様のように、大切にされてきた不動産を見ると、自然と思います。

「この場所を、また大切に使ってくださる方につなぎたい」

売買するのは土地や建物ですが、そこには、ご家族が過ごしてきた時間もあります。
思い出そのものを引き渡すことはできなくても、その場所で次のご家族が新しい思い出をつくることはできる。
きっと不動産も、そんな出会いを望んでいるのではないでしょうか。

 こちらの別荘は、私の右手の骨折が治ったら、次の方につなぐために本格始動する予定です。
気持ちはもう那須に向かっていますが、まずは右手の骨にも、しっかりつながってもらわないとですね。(笑)

物件の詳細は、乞うご期待ください!
ただ、このブログを見て「先に情報が欲しい」という方は、こっそり私宛にメッセージをくださいね。(笑)

 当社では、横浜を拠点に全国の不動産の売却・買取、不動産相続に伴う実家処分、空き家、底地・借地・借地権、不動産トラブルなどのご相談に対応しています。
1円不動産・1円物件・0円物件として、次の使い手を探す案件もあります。

ただ、価格を下げる前に、見つけたい価値があります。
今回の別荘では、お母様が長年続けてこられた手入れも、その大切な一つでした。

「もう使わない。でも、大切にしてきた場所だから、誰かに使ってほしい」

そのお気持ちも一緒に受け止めて、次につながる方法を考えていきたいと思います。

同じようなお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。