リライト田中の活動ブログ
- トップ
- リライト田中の活動ブログ
- 【不動産売却は見えないところが怖い】地中埋設物・残置物・解体後の現地確認、東京から埼玉へ走った一日
【不動産売却は見えないところが怖い】地中埋設物・残置物・解体後の現地確認、東京から埼玉へ走った一日
みなさん、こんにちは。
株式会社リライト 代表の田中です。
今回は、不動産の見えないところについて。
今日は朝7時に自宅を出発。
最初に向かったのは東京都大田区です。
お客様のご自宅を訪問し、戸建の売却について打ち合わせをしてきました。
今回の戸建、道路に接している間口は約2m。
それだけでも売却にあたって慎重な調査が必要なのですが、お客様からさらに気になるお話がありました。
「この土地の下には、昔の廃材が埋まっているかもしれない」
お客様のお話では、昭和51年にこのあたりが分譲された際、もともと建っていた建物の廃材などを地中に埋め、その上に建物を建築したという話があるそうです。
もちろん、現時点ではそれが事実なのかどうかはわかりません。
ただ、お客様が昔こちらに引っ越してきた際、近所の方から、
「あなた、よくこんなところ買ったわね。私なら絶対に買わない」
と言われたこともあったそうです。
……家を買って引っ越してきた直後にそんなことを言われたら、かなり気になりますよね。
不動産を売却するときに難しいのが、こうした「昔から地域で言われている話」の扱いです。
噂だけで「地中に廃材があります」と断定することはできません。
一方で、売却する側が気になる情報を把握しているにもかかわらず、それを確認せずに進めるのも適切ではありません。
さらに今回は、以前、作業所として利用されていた経緯もあるとのこと。そのため、地中埋設物だけでなく、過去の土地利用履歴を確認しながら土壌汚染の可能性についても検討する必要があります。
不動産は、地上に見えているものだけを見て査定すればいいわけではありません。
むしろ怖いのは、目に見えない部分だったりします。
過去の土地利用、地中埋設物、土壌汚染、境界、越境、接道……。
売却してから問題になるよりも、売却する前に一つずつ確認しておく。
時間はかかりますが、それが結果的には売主様を守ることにつながります。
板橋区では空き家の「残置物処分」からスタート
大田区での打ち合わせを終え、次に向かったのは東京都板橋区。
こちらは、お客様がお引越しをされて空き家となった戸建の売却相談です。
まず行うのは、室内に残された家財などの残置物についての見積もり。
空き家の売却相談では、残置物処分は本当によく出てくる問題です。
そして、ここでぜひ知っておいていただきたいことがあります。
残置物処分は「とにかく安ければいい」というものではありません。
インターネットなどで探した業者に依頼したところ、最初は驚くほど安い金額を提示されたのに、作業後になって高額な追加費用を請求された。
処分をお願いしたものが適正に処理されず、不法投棄されてしまった。
トラブルが起きて連絡しようと思ったら、業者とまったく連絡が取れなくなった。
残念ながら、そういった話もあります。
実は私自身も、過去に残置物処分業者選びで一度失敗した経験があります。
だからこそ今は、単純に「一番安いところ」ではなく、きちんと適正な方法で処分してくれる、信頼できるところに依頼することを大切にしています。
処分する量に対して明らかに安すぎる見積もりが出てきた場合には、
「なぜ、この金額でできるんだろう?」
と一度考えてみることも必要です。
不動産売却では売却価格だけに目が行きがちですが、こうした周辺業務の業者選びも重要なんです。
最後は埼玉県へ。古家解体後の土地を自分の目で確認
板橋区を後にして、そのまま電車で埼玉県の武蔵藤沢駅へ。
当社で購入した不動産の古家解体工事が完了したため、その確認です。
現地に到着すると、建物はきれいになくなり、更地になっていました。
そこで写真撮影。
さらに境界標の状況を確認し、隣地との越境などがないかもチェックしていきます。
建物がなくなると、それまで見えなかった部分が見えるようになることもあります。
境界付近についても、解体前と解体後では確認のしやすさが違います。
派手な仕事ではありません。
ただ、私はこういう仕事こそ大切だと思っています。
しっかり足を使って現地に行き、自分の目で確認する。
不動産の仕事の基本ですね。
……と言いながら現地写真を確認すると、

写真の下に私の指がしっかり写り込んでいました。(笑)
現在、絶賛右手骨折中。
片手でスマートフォンを操作しているため、写真撮影もなかなか思うようにいきません。
更地はしっかり確認できましたが、写真の完成度については……もう少し修行が必要なようです。(苦笑)
不動産売却は「売り出す前」が大切
今日だけでも、
大田区では地中埋設物や土壌汚染リスク。
板橋区では空き家の残置物処分。
埼玉県では解体後の境界・越境確認。
それぞれまったく違う内容でした。
でも、実は共通しています。
それは、
「問題が起きてから対応するのではなく、問題になりそうなことを先に確認する」
ということ。
これは、私が全国の売れない不動産や空き家、不動産トラブルと向き合ってきて、特に大切だと感じていることです。
再建築不可、借地・借地権、底地、私道、土壌汚染、地中埋設物、境界問題、相続した実家処分など、一般的には売却が難しい不動産ほど、表面的な査定だけでは判断できません。
時には、一般的な市場価格では買い手が見つからず、1円不動産・1円物件、場合によっては0円物件という方法まで含めて出口を考えることもあります。
一方で、最初は「売れない」と思われていた不動産でも、問題点を整理し、一つずつ解決していくことで買主様が見つかるケースもたくさんあります。
だから私は、最初から「これは売れません」と決めつけたくありません。
まず現地を見る。役所で調べる。関係者から話を聞く。そして、どうすれば次の方につなげられるかを考える。
結局、それの繰り返しです。
今日も大田区、板橋区、埼玉県と移動し、最後は武蔵藤沢駅からそのまま横浜の自宅へ直帰。
右手はまだ骨折中ですが、足は元気です。(笑)
不動産の問題は、机の上だけでは解決できないことがたくさんあります。
だからこそ、これからもしっかり現場に足を運び、自分の目で確認しながら、一つでも多くの「困った不動産」の出口をつくっていきたいと思います。
空き家、相続した実家、借地、底地、私道、再建築不可など、「他の不動産会社に相談したけれど難しいと言われた」という不動産でも、方法が残されている場合があります。
同じようなお悩みをお持ちの方は、横浜の株式会社リライトまでお気軽にご相談ください。(^^)

