リライト田中の活動ブログ

「不動産を売る」は家族の未来を考えること――現場で感じる不動産市況の変化と“数千万円値下げ”のメール

2026/08/28
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は不動産の売却について。
今日は朝から、茅ヶ崎駅近くにお住まいのお客様のご自宅へ伺い、不動産の売却について打ち合わせをしてきました。

不動産会社をしていると、「売却」という言葉を毎日のように使います。

査定価格はいくらか。
いつ売り出すか。
どのように売却するか。
買取と仲介、どちらがいいのか。

もちろん、どれも大切です。

でも今日、お客様とお話ししながら改めて感じたことがありました。

不動産の売却について考えるということは、実は「これから家族がどう生きていくか」を考えることでもあるんですよね。
 

不動産売却の相談は、家族の将来についての相談でもある

特に実家処分や不動産相続、空き家の売却では、不動産だけを見ていても答えが出ないことがあります。

「親が元気なうちにどうするのか」
「この家を子どもに残すのか」
「維持管理は誰がするのか」
「相続した後に困らないか」
「今後、家族はどこで暮らすのか」

そういった話まで考えて、初めて方向性が見えてくることもあります。

だから私は、不動産を「高く売れるか、安く売れるか」だけで考えないようにしています。

底地や借地、借地権、再建築が難しい土地、地方の空き家、いわゆる1円不動産、1円物件、0円物件など、全国のさまざまな売れない不動産に携わってきましたが、そこには必ず所有者の方やご家族の事情があります。

不動産トラブルのように見えて、実際には相続や家族の問題が絡んでいることも少なくありません。

そして、今日の打ち合わせで思ったことがもう一つ。

困った時に相談できる人がいるというのは、それだけでも素晴らしいことだと思います。

一人で抱えていると、不動産の問題は実際以上に大きく見えてしまうことがあります。

話してみる。
整理してみる。
選択肢を並べてみる。

それだけで、「こうすればいいのかもしれない」と見えてくることもあります。
 

紙エプロン一つに苦戦する48歳(笑)

打ち合わせを終え、電車で横浜へ戻り、不動産会社を訪問。

その後、ランチはペッパーランチでビーフペッパーライス。

熱々の鉄板でジュージュー。
脂も元気いっぱいに飛び散ります。(笑)

「よし、紙エプロンをしよう」

と思ったところで問題発生。

……右手、骨折中でした。

片手で紙エプロンを首にかけようと悪戦苦闘。

出来ない……。

不動産の難しい権利関係については何時間でも調査できるのに、紙エプロンが装着できない。(苦笑)

普段、何気なく両手でやっていることが、片手になるだけでこんなに難しいとは。

何事も経験ですね。
 

仕事が増えているのか、私が遅くなっただけなのか?

会社へ戻ってからは、明日の東京都大田区、板橋区での打ち合わせ準備。

ところが現在、右手を骨折しているためパソコン操作がとにかく遅い。

メールを返信する。
資料をつくる。
契約関係の書類を確認する。
物件を調査する。

通常ならサッと終わる作業にも時間がかかります。

仕事はどんどん増えていく。

「これは嬉しい悲鳴だな」

……と思いたいところですが、

単純に私の仕事のスピードが落ちているだけでした。(笑)

それでも、出来ることを一つずつ進めるしかありません。
 

最近、明らかに増えた「数千万円値下げできます」のメール

そんな一日の中で、仕事とは別に気になっていることがあります。

それが最近の不動産市況の変化です。

今日もいろいろな不動産会社から、五月雨式に物件情報のメールが届きました。

その中で目につくのが、

「価格相談できます」
「大幅な価格調整が可能です」
「数千万円単位で値下げできます」

という内容。

これが一社だけなら、その会社、その物件特有の事情かもしれません。

ところが最近は、複数の不動産会社から似たような情報が届く。

ここは少し気になります。

私は全国の売れない不動産を扱っていますが、地方の「いらない不動産」と、都市部の高額不動産は一見するとまったく別の市場です。

ところが、不動産は結局のところ、

「欲しい人が、その価格で買えるか」

という需給で動きます。

どれほど人気のエリアでも、買主が価格についてこられなくなれば売却期間は長くなる。

そして売れなければ価格を下げざるを得ません。

逆に、山林や農地、空き家、底地、借地権のように一般的には市場性が低い不動産でも、価格や条件、売却方法を工夫することで買主が見つかることがあります。

私はこれまで、そういう場面を何度も見てきました。
 

「昨日までの相場」が明日の相場とは限らない

不動産市況について大切なのは、ニュースだけを見て判断しないことだと思っています。

実際の売却現場では、

問い合わせが減っていないか。
成約までの期間が延びていないか。
価格変更が増えていないか。
不動産会社から価格相談の情報が増えていないか。

こうした小さな変化が先に現れることがあります。

だから最近届く「数千万円値下げ可能」というメールを見ていると、

「これから不動産市況はどう動くんだろう?」

と考えずにはいられません。

もちろん、これだけで「不動産価格が暴落する」と決めつけることはできません。

地域、価格帯、物件種別によって動きは全く違います。

ただ、不動産を売却する場合に「もう少し待てばもっと高くなるはず」と過去の上昇相場だけを前提に考えるのは、少し注意が必要な局面になってきたようにも感じます。

不動産は、売りたい時に必ず売れるものではありません。

だからこそ、「いつ売るか」以上に、

「なぜ売るのか」
「売った後、家族はどうしたいのか」

を考えることが大切です。

今日、茅ヶ崎のお客様とお話しして感じた「家族の将来」と、会社に戻ってから目にした「数千万円値下げ」のメール。

一見、まったく違う出来事ですが、私の中ではつながっています。

市場は自分ではコントロールできません。

でも、家族で話し合うこと、早めに相談すること、選択肢を準備しておくことはできます。

当社 株式会社リライトでは、横浜を中心とした一般的な不動産売却・買取だけでなく、実家処分、不動産相続、空き家、底地、借地、借地権、1円不動産、1円物件、0円物件など、他社では扱いづらい不動産についても全国からご相談をいただいています。

不動産を売ることは、単に土地や建物を手放すことではありません。

家族のこれからを考えるための、一つのきっかけなのかもしれません。

同じようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

さて、私はまず明日の大田区・板橋区での打ち合わせ準備を終わらせなければ。

右手が使えないので、今日も左手一本。

仕事は山積み。

でも一つずつやれば、いつかは終わる。

……たぶん。(笑)