リライト田中の活動ブログ

昭和初期の土地名義が令和の悩みに―「不動産は時代とともに変わる」ということ

2026/08/09
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、三浦市で感じたことについて。
今日は朝から、神奈川県三浦市のお客様のご自宅へ。

久しぶりの三浦市です。
今回ご相談いただいた不動産には、長い年月を経たからこその難しい問題がありました。
 

昭和初期には合理的だった土地の持ち方が、今では悩みの種に

お話を伺うと、その土地は昭和初期、地域の中で利用・管理していくため、当時の地域を代表する十数名の方々へ所有権が移された経緯があるとのこと。
おそらく当時としては、それが地域の実情に合った方法だったのでしょう。
近隣同士のつながりも今より強く、

「この土地はみんなで守っていこう」

そんな共通認識があれば、特に問題はなかったのだと思います。
ところが、それから何十年という時間が経過しました。
当時の所有者がお亡くなりになれば相続が発生します。
さらに、その相続人がお亡くなりになれば、また次の相続が発生する。

世代が変われば、土地との関わり方も変わります。
地域を離れて暮らしている方もいれば、その土地を一度も見たことがない相続人が出てくることだってあります。
そうなると、

「誰が管理するのか」

「費用は誰が負担するのか」

「今後、この土地をどうするのか」

という問題が少しずつ表面化してきます。

これは全国の不動産を見ていると、決して珍しい話ではありません。
 

不動産の難しさは、「その時は正解だったこと」が将来も正解とは限らないこと

不動産相続や空き家、借地、底地、私道などのご相談を受けていると、いつも感じることがあります。
それは、

不動産は、その時代だけを見て考えてはいけない

ということ。

昭和初期には合理的だった所有方法でも、令和の現在では、権利関係が複雑になって売却や処分が難しくなることがあります。
反対に、現在「特に問題ない」と思っている不動産でも、子どもや孫の世代になった時には大きな負担となるかもしれません。
特に複数人が関係する不動産については、

・現在の登記名義はどうなっているのか
・相続登記は済んでいるのか
・実際に管理しているのは誰なのか
・固定資産税などの費用を誰が負担しているのか
・今後も所有し続ける必要があるのか

こうしたことを一度整理しておくことが大切です。

「昔からこうしてきたから」

だけでは解決できない時代になってきています。
だからこそ、問題が大きくなる前に動くこと。
これは不動産トラブルを防ぐうえでも非常に重要だと思います。
 

三浦の海の幸に癒やされました

お客様との打ち合わせを終えた後は、せっかく三浦市まで来たのでランチへ。
訪れたのは「まるよし食堂」。
いただいたのは「海かけ丼」。

まるよし食堂 海かけ丼

新鮮なマグロと、とろみのある海藻の組み合わせが絶妙で、美味しくいただきました。
やっぱり三浦の海鮮料理はいいですね。

仕事で日本全国をまわっていますが、三浦市は改めて良いところだと思います。
海があり、山があり、緑がある。
横浜からそれほど離れていないにもかかわらず、少し車を走らせるだけで空気まで変わったように感じます。
不動産の調査で訪れたはずなのに、

「ここ、いいところだなぁ」

と普通に観光客のような気分になってしまいました。(笑)
 

そして今日は、もう一つの「25年」

ランチを終えて横浜の会社へ戻り、午後は事務作業。
いつもならそのまま仕事を続けてしまうところですが、今日は少し早めに切り上げました。
というのも、妻曰く、

「今日は私たちが出会った日記念だから」

とのこと。
そう言われて数えてみると、今日で妻と出会って25年。

……25年。

数字にすると、なかなかの年月ですね。(笑)
25年前には、今の仕事をしていることも、日本全国の「売れない不動産」を飛び回っていることも、もちろん想像していませんでした。
人の人生が年月とともに変わっていくように、不動産を取り巻く環境も時代とともに変化していきます。
だからこそ大切なのは、

「今どうなっているか」だけではなく、「これからどうしていくか」を考えること。

今日の三浦市でのご相談を通じて、改めてそんなことを感じた一日でした。

 当社 株式会社リライトでは、横浜を拠点に、相続によって権利関係が複雑になった不動産、長期間放置された空き家、借地・借地権・底地、再建築が難しい土地など、一般的な不動産会社では売却や買取が難しい案件についても日本全国で対応しています。

1円不動産、1円物件、0円物件といった「価格を下げてもなかなか処分できない不動産」についても、大切なのは金額だけではなく、権利関係や利用方法、買主様の可能性まで一つずつ整理していくことです。

実家処分や不動産相続などで、

「昔から家族が持っている土地だけど、今後どうしたらいいかわからない」

そんな状態になっている不動産も少なくありません。
問題は、時間が経てば自然に解決するとは限りません。
一方で、きちんと調べ、関係者と話し合い、一つずつ整理していけば、長年動かなかった不動産にも解決への道が見つかることがあります。

同じようなお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。