リライト田中の活動ブログ

「1円でも売れない土地」がある現実。不動産売却は価格だけでは決まらない理由とは

2026/06/30
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、売却物件の価格変更について。
 

《1円に値下げしても問い合わせゼロ…。それでも諦めない不動産売却》

 

今日は月曜日。

当社では毎週のルーティンとして、売却をお任せいただいているすべての売主様へ、先週のお問い合わせ状況をご報告しました。

「問い合わせが○件ありました」
「ホームページの閲覧数はこれくらいでした」
「価格変更後の反響はこうでした」

売主様にとって、不動産は人生の大切な資産です。
だからこそ、良いことだけでなく、厳しい現実も包み隠さずお伝えすることを大切にしています。

今週も明暗が分かれました。

埼玉県の市街化調整区域にある建物が建てられない雑種地は契約予定となり、兵庫県西宮市の高額マンションも契約予定。

一方で、1円で販売している土地にもかかわらず、お問い合わせが0件という物件もありました…。

「1円ならすぐ売れる」

そう思われる方も少なくありません。

しかし、実際の現場ではそう簡単ではありません。

 

 価格変更は、不動産売却で最も難しい判断の一つ

今日、販売価格を変更した物件が2件あります。

  • 山口県下松市の土地 50万円 → 1円
  • 秋田県仙北市の戸建 50万円 → 20万円

    不動産売却 金額変更

売却活動をしていると、いつも悩むことがあります。

「価格を下げなくても、来月売れるかもしれない。」

逆に、

「もっと早く価格を見直していれば、すでに売れていたかもしれない。」

この答えは誰にも分かりません。

だからこそ、市場の動きやお問い合わせ件数、現地の状況などを総合的に判断し、その都度最善と思えるご提案をしています。

不動産売却は、単純な価格競争ではなく、「タイミング」と「戦略」が非常に重要なのです。

 

《売れない理由は価格だけではない》

全国で1円物件や0円物件、空き家、再建築不可物件、市街化調整区域、山林、農地などを扱っていると、強く感じることがあります。

売れない理由は、価格ではありません。

  • 建物が建てられない
  • 接道条件を満たさない
  • 崖地で造成費用が高額
  • 維持管理が大変
  • 利用方法が限定される

こうした事情を理解したうえで購入してくださる方との出会いが必要なのです。

だから当社では、「安くすれば売れる」という単純な考えではなく、その土地や建物の価値を理解していただける方へ届ける販売活動を心掛けています。
 

《言いづらいことほど、直接お伝えする》

 お昼前は、菓子折りを持って相鉄線「天王町」駅近くの不動産会社へ伺いました。

先日、買取査定をご依頼いただいた土地についてご報告するためです。

その土地は崖の上にあり、造成工事や建築費用の見積りに通常よりかなり時間がかかりました。

 そして、最終的に判明した造成・建築費用は想定以上の高額な金額。

その結果、当社がご提示できる買取価格では、おそらく売主様のご希望金額には届かないと判断しました。

電話一本でも伝えられる内容かもしれません。

しかし私は、こういう言いづらい話ほど、できる限り直接お会いしてお伝えするようにしています。

もちろん残念なお知らせです。

それでも、誠実に、正直にお伝えすることが、長い目で見れば人と人との信頼関係につながると信じています。

不動産の仕事は土地や建物を扱う仕事ですが、本当に向き合っているのは「人」なのだと改めて感じた一日でした。

 

《売れない不動産にも、必ず次の可能性があります》

 全国には、1円不動産や1円物件、0円物件、借地、底地、借地権、市街化調整区域、空き家など、一般的な不動産会社では取り扱いが難しい不動産が数多くあります。

だからといって、「もう売れない」と決めつける必要はありません。

価格の見直しが良い場合もあれば、販売方法を変えることで動き出すケースもあります。

大切なのは、その不動産に合った出口戦略を考えること。
 

これからも売主様一人ひとりに寄り添いながら、「次へつなぐ」お手伝いを続けていきたいと思います。

同じようなお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。(^^)