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【102筆の農地調査に挑む】富山県魚津市出張レポート|売却困難な土地でも解決の糸口はある
みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。
今回は、富山県出張1日目について。
昨日の夕方、横浜の自宅を出発し、富山県魚津市へ向かいました。
距離にして約420km、通常であれば約6時間の道のりですが、安全運転と仮眠を取りながらの移動となり、到着まで約11時間。
久しぶりの車中泊は体に堪えましたが、それも現地での調査のための大切なプロセスです。
■ 日本海を望む「道の駅 蜃気楼」
魚津市に到着後、まず立ち寄ったのが「道の駅 蜃気楼」。
ここは日本海に面した立地で、条件が揃うと実際に蜃気楼が見えることで知られているスポットです。
春先に発生しやすく、全国的にも珍しい自然現象のひとつです。
今回ははっきりとした蜃気楼は確認できませんでしたが、広がる日本海の景色は非常に印象的で、長距離移動の疲れを和らげてくれました。
■ 102筆の農地売却という現実
今回のご相談は、「所有している土地をすべて手放したい」という内容。
その数、102筆。
しかもその多くが
・農振農用地
・第1種農地
という、農地の中でも特に規制が厳しい区分の土地でした。
調査を進める中で、さらに大きな課題が判明します。
- 市役所でも場所が把握できていない土地が存在
- 農業委員会より「場所が不明な農地は許可不可」との見解
農地法第3条の許可においては、「場所の特定」が前提条件となるため、これは売却を進めるうえで非常に大きなハードルとなります。
■ 役所調査の実務
本日は朝8時30分から調査を開始し、
・市役所(地番、公図、課税情報)
・農業委員会(農地法の許可可否)
・上下水道局(インフラ状況)
・教育委員会(埋蔵文化財の確認)
と複数の部署を回りました。
ただし、102筆という規模のため、1日ではすべての確認が終わらず、明日も継続して調査を行う予定です。
このような案件では、地道な調査の積み重ねが最終的な売却可否を左右します。
■ 地方不動産のリアル|供給過多の兆し
今回、魚津市から富山市へ移動する道中で非常に印象的だったのが、
「売地」「売家」の看板の多さです。
明らかに数が多く、地域全体として
「売りたい人は多いが、買いたい人は限られている」
という需給バランスの変化を肌で感じました。
さらに、今日のニュースでも
「都内のマンション価格が頭打ち」
という報道が出ており、不動産市場全体としても転換点に入ってきている可能性があります。
つまり、
- 都市部 → 上昇鈍化
- 地方 → 供給過多・価格下落圧力
という二極化がより鮮明になっている状況です。
こうした環境下では、
「いつ売るか」ではなく「どう売るか」
がこれまで以上に重要になってきます。
■ 魚津市の食文化「水橋食堂 漁夫」
ランチは、富山市水橋地区にある「水橋食堂 漁夫」へ。
この地域はホタルイカの産地として知られており、特に春先は新鮮なホタルイカが楽しめる時期です。
今回いただいた海鮮丼も非常に鮮度が高く、地元ならではの味を堪能することができました。

こうした地域の魅力を知ることも、不動産の価値を考えるうえで重要な視点です。
■ 地域の守り神「魚津神社」とそのご利益
調査後は「魚津神社」を参拝しました。

魚津神社は、地域の総鎮守として古くから信仰されており、
- 商売繁盛
- 家内安全
- 開運厄除
- 交通安全
といったご利益があるとされています。
今回のような難易度の高い案件に向き合う際には、気持ちを整える意味でもこうした場所への参拝は大切な時間です。
■ 地元に愛される「やきとりの名門 秋吉」
夕食は「やきとりの名門 秋吉」。
北陸地方を中心に展開する人気店で、小ぶりで食べやすい焼き鳥が特徴です。
地元の方々にも長く愛されているお店で、仕事終わりの一杯には最適な場所でした。
■ まとめ|これからの不動産は「戦略」がすべて
今回のように、
- 農振農用地
- 第1種農地
- 所在不明土地
といった条件が重なる不動産は、一般的な不動産会社では対応が難しいケースが多くあります。
さらに、地方では供給過多の傾向も見られ、
単純に市場に出すだけでは売却が難しい時代に入っています。
だからこそ、
・調査による現状把握
・法的整理
・最適な売却戦略の構築
が重要になります。
当社では、
・空き家
・農地
・再建築不可
・不動産トラブル
・不動産相続
など、一般的に扱いが難しい不動産の売却・買取にも積極的に取り組んでおります。

