リライト田中の活動ブログ

田舎の共有不動産に潜む課題とは?

2025/09/11
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばん。

株式会社リライト 代表の田中です。

 

 今回は、田舎の共有不動産について。本来であれば定休日の水曜日でしたが、銀行での振込みからスタートし、合間には不動産関係者の皆さんと恒例のバスケットボール。14年続いている交流ですが、最近は若い世代の参加も増え、活気ある時間となっています。(^^)

 

 さて、本日の業務の中で印象的だったのは、香川県にある山林のご相談。謄本を取得したところ、なんと登記名義人が9名。その半分以上が50年以上前に所有権を取得されており、中には大正時代から名義が変わっていない方も…。

共有不動産 山林

 仮に50年前に40歳で取得されたとすれば、現在は90歳を超えている計算です。当然ながら行方不明や相続未登記のケースも想定され、共有者の特定は極めて困難です。(T . T)

 

 法律上は所在不明の共有者の持分を裁判所の手続きを経て買い取ったり、売却を進めたりすることが可能ですが、そのためには多額の費用や時間がかかります。都心部の不動産であれば費用対効果が見込める場合もありますが、郊外や田舎の山林や農地では、現実的に採算が合わないことが多いのです。

 

これこそが「田舎の共有不動産」が抱える大きな問題のひとつ。

相続や処分のタイミングを逃すと、所有者が増え、複雑化し、売却・買取・活用がますます難しくなります。

 

 当社 株式会社リライトでは、こうした共有不動産や空き家、山林・農地などの「処分が難しい不動産」のご相談を全国から承っています。

「実家の処分」や「相続した山林の売却」「共有持分の整理」などでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。(^^)