リライト田中の活動ブログ

借地権付建物の査定と決算業務の1日|不動産市場のリアルと休みが消える日々

2025/06/18
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。

株式会社リライト 代表の田中です。


 今回は、借地の査定業務について。

 今日は朝から「借地権付建物」の査定業務でした。

現地は東京都内の好立地でしたが、借地権のため評価が難しい案件でした。

土地が自分のものではなく地主さんの所有であるため、借地権の種類(旧法)や残存期間、契約内容、地代、更新料、譲渡承諾料などを考慮しながら、建物の市場価値とともに評価を進めていきました。

査定書 借地権

借地権付建物の場合、買主様も金融機関からの融資が難しくなることが多く、一般の所有権物件と比較すると売却までに時間を要する傾向があります。

そのため、適正価格の設定と地主様との関係性の把握が極めて重要です。

このような「ちょっと難しい物件」こそ、当社リライトの強みが活きる案件です。

 

■ 午後からは決算業務に追われる時間

 午後は、5月末決算の当社の帳簿整理と残高確認、試算表チェックなどの会計事務処理を中心に。

税理士さんとのやりとりや金融機関提出用の書類も多く、気づけばデスクに缶詰め状態。(^_^;)

 特に今年は経費の動きや新たな設備投資、複数の大型契約の関係で、いつも以上に数字の管理がシビア。

「事業として何を使い、どれだけ社会に貢献できたのか」――そんなことも考えながら、数字と向き合う時間でした。

■ 最近の不動産市場は“明暗分かれる”状態に

ちなみに、ここ最近の不動産市況は二極化が進んでいる印象です。

  • 利便性の高い駅近エリアや新築・築浅物件は堅調に売れている
  • 一方、郊外のバス便や築古物件は問い合わせが激減している

特に、借地権付物件や旗竿地、再建築不可物件などの“特殊形状地”はますます売却の難易度が上昇中。

 不動産売却を検討されている方は、「価格が上がっている今だから売れる」と思っていたら少し注意が必要です。

今は物件によって「売れるもの」と「売れにくいもの」が明確に分かれています。

 

■ 最後に

 昨日、今日はもともと定休日…のはずでしたが、仕事が山積みで結局フル出勤。

でも、お客様の課題を1つでも多く解決できるように動ける毎日は、やりがいも大きいです。

 借地権付建物や特殊形状地など、他社で断られた物件の売却相談もぜひ一度ご相談ください。

私たち株式会社リライトは、“売れない”と言われた不動産にこそ価値を見出し、形にしていくのが得意な会社です。

 

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