リライト田中の活動ブログ

【不動産売買の裏側】埋蔵文化財、共有名義、ボランティア契約

2025/05/16
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。

株式会社リライト 代表の田中です。

 今日は朝から藤沢市役所へ。

市役所では取引に必要な証明書を取得し、その足で現地確認のため取引物件へ向かいました。

今回の物件は文化財保護法にもとづく埋蔵文化財包蔵地内ということで、事前に試掘調査が必要だったんです。

ドキドキしながら現場へ行ってみると…なんと、試掘作業は昨日の夕方にはすでに終了していたとのこと。

しかも、文化財は何も出てこなかったという報告を受けて一安心。(^^)

もし文化財が出ていたら、工事が止まり、買主様が建物を建てられず契約解除…なんて事態になっていたかもしれません。

だからこそ、売主様・買主様・私、全員でほっと胸をなでおろした瞬間でした。(^^)

【売れない土地を買う理由】信頼で繋がる不動産の仕事

現地確認のあと、いつもお世話になっている横浜にある司法書士事務所を訪問。

というのも、こちらの先生から、「どうしても売れない山梨県の別荘地内の土地があるんだけど…」と相談を受けていたんです。

もちろん、現地は見ていません。

でも、いつもお世話になっている先生のお願いならばと、購入を決断しました。

不動産業をやっていると、どうしても利益にならない案件に出会うこともありますが、「困った時はお互い様」、こういう信頼関係があってこそ、今の私の仕事があるのだと感じています。

【伊豆大島・雑種地の契約】共有名義の重みと、未来への整理

そして午後からは、東京都の伊豆大島にある“建物が建てられない雑種地”の契約でした。

大島土地 いらない

※大島の建物が建てられない雑種地の現地
 

といっても、今日契約を交わしたのは売主様のみ。

買主様との契約は、日曜日に私が船で大島へ渡り、現地で対応する予定。

売主様はご年配の4名様。お話を伺う中で、「このタイミングで処分できて本当に良かった。このままではずっと共有名義のまま、次の世代に負担がかかっていたかもしれない…」と仰っていました。

実際、共有名義の不動産は処分が非常に難しく、所有者が高齢になればなるほど、意思決定や手続きが複雑化します。

今回のように、早めに手放す決断をされたことは、本当に素晴らしい選択だったと思います。(^^)

【まとめ】不動産は「整理」もまた愛情のひとつ

 不動産の仕事というと、「高く売る」「安く買う」といったイメージが先行しがちづすが、実際には「どうやって手放すか」「どう後世に繋げていくか」といった「整備」や「想い」が問われる仕事でもあります。
当社リライトでは、そういった想いを大切にし、時にはボランティアのような案件も誠意をもって取り組んでいます。

「どうしていいか分からない不動産がある」

「相続したけど困っている」

そんな方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。m(_ _)m

私たちが全力でサポートいたします。