リライト田中の活動ブログ

増える高齢者被害!不動産の押し買いにご注意ください

2025/05/12
テーマ:ブログ

 みなさん、こんばんは。

株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、「不動産の押し買い」について。

今日、ジムのランニングマシンで走りながらテレビを見ていたところ、最近、全国で「不動産の押し買い」に関する高齢者の被害が急増しているというニュースが放送されていました。

不動産の押し買いとは、売却意思が明確でない所有者に対して、「すぐ売った方がいい」「価値が下がりますよ」などと不安を煽り、適正価格とかけ離れた金額で強引に安く買い取ろうとする手口です。

特に高齢者や一人暮らしの方が狙われるケースが多く、「家を売るつもりはなかったのに…」というご相談が後を絶ちません。

【なぜ、今“押し買い”が増えているのか?】

その背景には、以下のような社会情勢があります。

  • 高齢者の増加と相続対策の関心の高まり
  • 不動産市場の二極化(都市部と地方でニーズが分かれる)
  • 空き家問題と不動産の資産価値低下
  • “とりあえず現金化”を狙う業者の増加

特に相続を見据えて資産整理を始める高齢者に対して、「今売れば現金が手元に残りますよ」と言って接近してくるケースが多いそうです。

【押し買いの怖さ…なぜ契約を取り消すのが難しいのか?】

「それならクーリングオフで契約を取り消せばいいのでは?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、一度契約してしまった不動産の売却契約を取り消すのはそんなに簡単ではありません。

実は、売主側(つまり高齢者など不動産を売る立場)には、宅建業法上のクーリングオフ制度が適用されないのです。

これは宅建業法が、基本的に“買主を保護する”法律であるため、売主にはクーリングオフの権利が認められていません。

また、消費者契約法においても、「一方的に不利益な条件」「重要事項の不告知」などが明確に認められない限り、契約取消が難しいのが現実です。

つまり、「売るつもりはなかった」「言いくるめられてしまった」だけでは、契約を簡単に取り消すことができないケースが多いのです。

だからこそ、押し買い業者にとっては“売主”を狙った強引な営業が横行しやすいのです。(T . T)
 

押し買い トラブル

【押し買いに遭わないための3つの対策】

  1. 即決しない!その場で契約しない
  2. 家族や信頼できる第三者に相談する
  3. 地元で実績のある不動産会社に相談する

当社では、高齢者の皆さまが安心して不動産と向き合えるよう、無料相談を常時受け付けています。どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

【まとめ】

不動産は人生の中で最も大きな資産のひとつ。だからこそ、「押し買い」によって大切な財産を損なわないよう、慎重な対応が求められます。

「知らなかった」「言われるままに契約してしまった」ということがないよう、まずは信頼できる専門家にご相談を。

私たちスタッフが、あなたの不動産を誠実にサポートいたします。(^^)