リライト田中の活動ブログ

ニホンノフドウサンムズカシイネ

2023/02/20
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、日本の不動産の難しさについて。
 今日は朝から家族で東京都昭島市へ向かいました。
 理由は、茨城県古河市の売れなくて困っている土地の贈与の契約のため。
売主様、いや今回は無償贈与だったため、贈与者様は素敵な受贈者の方に繋ぐことが出来て大変喜ばれていました。
不動産を通じて、人を繋げている感じ。
自分でもいい仕事したな、と。(^^)
ちなみにその間、妻と娘は駅前のショッピングモール散策をしていたそう。

 昭島市での仕事を終え、向かった先は茨城県八千代町。
そこでは3年くらい前に戸建と土地をご購入いただいた日本語が話せない外国籍のお客様との打ち合わせ。
先日そのお客様より買いたい土地があるから相談にのってほしいと言ったLINEメッセージをいただいたため。
 前回はポケトークでコミニュケーションをしていましたが、今回は留学帰りで英語が堪能な娘が通訳として同席。
そこで聞いた土地はこういった農地でした。

・平成5年 登記名義人Nさんが売買で所有権を取得
・平成25年 Gさんが所有権移転登記請求権の仮登記を取得
 ※不法投棄や火事があり、農地法の許可を得ず無断転用
・平成25年 Kさんが所有権移転請求権の仮登記を取得
・平成29年 外国籍のお客様の知り合いのSさん(外国籍の方)が所有権移転請求権の仮登記を取得
・当社の外国籍のお客様がSさんより土地を買いたい

 八千代町でお客様とお話をし、その知り合いの外国籍のSさんとお話をし、さらにSさんの相談役の町議の方?ともお話ししました。
 結論は、現状農振除外できていないことと農地法の許可を得ていないこと(無断転用)で違法状態。
 外国籍のSさんは「私が持っているのは土地の所有権だ。権利書もある」というものでしたが、私が「Sさんが所有しているのは所有権ではなく、所有権移転請求権の仮登記ですよ。農地法を違反してしまっていますよ」とお伝えし、最終的にはご理解いただけた様子。
とは言え、何とかしなければならず、まずは農業委員会との打ち合わせが必要とアドバイス。

 娘は終始、流暢な英語で私が話していることを通訳し、外国籍のお客様に説明。
娘よ、凄いな、私よりも遥か先をいっている気がする。

 その後も何度か外国籍のお客様に農地や日本の不動産についてご説明したところ、お客様から「ニホンノフドウサンハムズカシイネ」と…。
確かに…。苦笑

日本の不動産 外国籍

 まぁ、今日は久しぶりにお客様の元気な笑顔が見れてそれだけでも良かった。(^^)
そして、私が最後に思ったことは、「エイゴムズカシイネ」でした。笑