リライト田中の活動ブログ

不動産会社が苦手な土地と不動産売却時に考える本当の親孝行

2019/02/23
テーマ:ブログ
 みなさん、こんばんは。
株式会社リライト 代表の田中です。

 今回は、不動産会社が苦手な土地について。
先日、知人の紹介で埼玉県にある土地を売却希望のお客様とお打ち合わせをしました。
 その土地は、道路から4mも高くなっており、そこには現状、昭和43年に築造されたコンクリートブロック擁壁があります。
崖地売却 リライト横浜
 ご覧の通り、擁壁は若干老朽化しています。
建物を建替えしようにも既存擁壁と古家の解体で約300万円以上…。
しかも、隣地と擁壁が繋がってしまっているため、工事も大変。
地盤の強度にもよりますが、擁壁の新設工事だけで1,500~2,000万円くらいはかかってしまいそう…。

 擁壁工事は、工事期間が長くなり、かつ地盤の強弱によって工事費用も数百万円単位でぶれてしまうため、多くの不動産会社は、「できれば買いたくない」と考えてしまいます。
 そのため、なかなか売りづらい…。
これが不動産会社が苦手な土地の1つ。涙
 
 それでも何とか売却できるように動きます!!!

 今日は、「相続した難あり不動産を手放したい」というお客様が3組ご来店されました。
 1組目は、高知県の山奥の戸建・農地・保安林を手放したい、と。
毎年固定資産税が8万円くらいかかるそうで、「子供には残せない」とのこと。
 2組目は、静岡県東伊豆町の10年以上空家の別荘。
昨年、私がテレビで放送された東伊豆町の1円別荘と同じ別荘地内で、売主様と販売価格を協議した結果、今回の別荘も1円で販売することになりました。
 3組目は、神奈川県横須賀市の借地権付建物を手放したいというお客様。
まずは、「借地権付建物とは」をお話をし、流れをご説明。
そして、手離すための方策をたてました。
 当初、売主様は「この借地権付建物を手放せればいい」と仰られていましたが、ゆくゆくお話を聞いていくと、「大切なお母様の想いがたくさん詰まった建物、更地に返地するのではなく、建物を大切に使っていただける方にお譲りしたい」と。
 「不動産を手放したい」とは誰でも言えますが、「お母様のために建物を残して、大切に使って頂ける方にお譲りしたい」とはなかなか言えませんよね。
不動産 親孝行 リライト横浜
 不動産でする親孝行ですね。!(^^)!
 それを聞いた私は、「何としても建物を大切に使っていただけるお客様を探したい!」と心に誓い、俄然やる気が湧いてきました。
 必ずお客様のご希望を叶えてみせます。

 ここのところ、当社には処理しきれないくらいの不動産の売却相談をいただいております。
若干キャパシティー超過気味のため、ご不便をおかけしてしまうこともあるかもしれませんが、向き合ったお客様には誠心誠意、ご依頼いただいた売却物件は必ず売却していきます。!(^^)!