戸建500万円払わないと処分できないと言われたログハウス別荘…最後は思い出ごと引き継がれました
| ご相談者: | T.T 様(ホームページからのお問い合わせ) 横浜市旭区 |
今回ご相談いただいたのは、山梨県富士河口湖町富士ヶ嶺にあるログハウス別荘でした。
売主様がこの別荘を購入されたのは今から30年以上前のこと。
当時はご家族との思い出づくりのために購入され、長年にわたり利用されてきました。
富士山麓の自然に囲まれた環境で、ご家族との大切な時間を過ごしてこられたそうです。
しかし年月の経過とともに利用頻度は減少。
さらにご高齢になったことで現地まで足を運ぶことも難しくなり、別荘は空き家状態となってしまいました。
「子どもたちに迷惑をかけたくない」
「自分が元気なうちに何とかしたい」
そう思いながら複数の不動産会社へ相談されたものの、どこからも良い返事は得られませんでした。
中には不動産引取り会社から、
「引き取ることはできますが、500万円かかります」
と言われたこともあったそうです。
思い出がたくさん詰まった別荘なのに、お金を払わなければ処分できない。
売主様は大きなショックを受けられていました。
そんな時に当社へご相談いただきました。
状況

現地を確認すると、建物は木の温もりが感じられる素敵なログハウスでした。
私は初めて現地を見た時、
「確かに傷んではいるけれど、とても魅力的なログハウスだな」
と感じました。
吹抜けのリビング、ロフト、木の香りが残る室内。
かつてご家族が楽しい時間を過ごしていた様子が想像できる別荘でした。
ただし、不動産として見ると問題は少なくありませんでした。
・建物の老朽化
・ネズミ被害
・大量の残置物
・未登記建物
・長期間利用されていない状態
さらに以前は管理会社が別荘地全体の管理を行っていましたが、すでに撤退。
道路や水道は富士河口湖町へ移管されていました。
別荘地では管理会社撤退後に管理体制が変わるケースもあり、買主様に説明すべき事項も多くなります。
そのため一般の不動産会社では敬遠されやすい状況でした。

解決策
まず私は現地調査を実施しました。
そして後日、富士河口湖町役場などで法令関係やインフラ状況を確認するため、再度現地へ向かいました。
ところが、その時は思わぬ出来事がありました。
玄関ドアの鍵の調子が悪く、建物内に入ることができなかったのです…。
せっかく横浜から現地まで来たにもかかわらず、室内確認ができないという予想外の事態。それでも周辺環境や道路状況などを確認していると、近隣にお住まいと思われる方が声をかけてこられました。ただ、その方はお名前も名乗られず、
「ここは民泊はだめだから」
「町役場にも伝えてある」
「実際に工事を止めさせた現場もある」
と強い口調で話されました。
もちろん私は民泊運営を前提に調査していたわけではありません。
ただ、そのやり取りから、この地域では新しく入ってくる人との関係性や地域コミュニティとの調和も重要なポイントになることを感じました。
不動産は土地や建物だけではありません。
周辺環境や地域との関係性も含めて価値が決まります。
だからこそ、私は役所調査だけでなく現地でしか分からない情報も大切にしています。
その後も調査を重ねながら売却方法を検討。
すると、このログハウスに大きな可能性を感じる方が現れました。
それが当社スタッフでした。
スタッフはご家族と2匹のトイプードルたちと訪れる場所を探しており、このログハウスを見た瞬間に魅力を感じたそうです。
老朽化や残置物、未登記建物といった問題はありました。
それでも、
「この建物には価値がある」
「ここで家族との新しい思い出を作りたい」
そう考え購入を決断しました。
結果として売主様が大切にしてきた別荘は、単なる不動産としてではなく、思い出ごと次の世代へ引き継がれることになりました。
売主様にも大変喜んでいただくことができました。
担当者からの一言
近年、全国で空き家問題や相続不動産の処分が大きな社会問題になっています。
特に地方の別荘地では、
「使わない」
「管理できない」
「売れない」
という理由から負動産化してしまうケースも少なくありません。
今回の案件も、多くの方が難しいと判断した不動産でした。
しかし私は現地を見た時から、このログハウスには可能性があると感じていました。
傷んでいても魅力がある。
問題があっても活かし方はある。
私はいつも、
「売れない不動産はない」
「相場がないところに相場をつくる」
という考えで仕事をしています。
そして何より大切なのは、不動産による縁結び。
今回も売主様の思い出と、買主様ご家族の新しい人生が一つの不動産によって繋がりました。
どんな不動産にも可能性はあります。
もし相続不動産、空き家、別荘、再建築不可物件などでお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽に当社 株式会社リライトまでご相談ください。


