ご相談事例

  • トップ
  • ご相談事例
  • 亡くなった夫が残した土地に、知らない人の家が…~相続した“誰かが使っている土地”の問題~(大分県杵築市)

土地亡くなった夫が残した土地に、知らない人の家が…~相続した“誰かが使っている土地”の問題~(大分県杵築市)

ご相談者:N.Y 様(ホームページからのお問い合わせ)
横浜市瀬谷区

「亡くなった夫が残した大分県の土地を手放したいのですが、どうしたらいいでしょうか…」

今回ご相談いただいたのは、横浜市在住の女性のお客様でした。

お客様はご主人様がお亡くなりになられた後、大分県杵築市大字宮司にある土地3筆(合計449.32㎡)を相続。しかし、その土地の一部には第三者所有の建物が建っており、「なぜ他人の家が自分の土地に建っているのか」も分からないまま、毎年固定資産税だけがかかり続けていました。

さらに敷地内には電柱よりも高い大木が複数あり、万が一倒木した場合には近隣住宅へ損害を与えてしまうリスクもありました。

お客様は、
「このまま子どもや孫に負担を残してしまうのではないか」
という不安を強く抱えておられました。

実際に複数の不動産会社へ相談されたそうですが、

・田舎の不動産
・第三者所有建物あり
・権利関係不明
・利益になりにくい案件

という理由から、全て断られてしまったとのことでした。

「もう無理かもしれない…」

そんな思いの中で、インターネット検索を通じて当社へご相談いただきました。

状況

亡くなった夫が残した土地に、知らない人の家が…~相続した“誰かが使っている土地”の問題~(大分県杵築市) 状況

現地の土地は、大分県杵築市の住宅地に位置していましたが、一部は傾斜地となっており、山林部分には管理されていない大木が複数存在していました。

また、土地の一部には第三者所有の古い建物が建っており、売主様ご自身も、

・誰が使っているのか
・どのような経緯なのか
・今後どうすればいいのか

全く分からない状態でした。

亡くなられたご主人様が以前、建物所有者の方と話し合いをされていた履歴はあったそうですが、その後、ご主人様が他界されたことで連絡先も分からなくなり、問題だけが長年残ってしまっていました。

地方の相続不動産では、

「昔の約束が分からない」
「関係者が亡くなっている」
「書類が残っていない」

というケースは少なくありません。

今回もまさに、“人間関係ごと相続してしまった不動産”でした。

解決策

当社ではまず、代表の田中が横浜から大分県杵築市へ赴き、現地調査および役所調査を実施しました。

実際に現地を確認すると、

「うわっ、本当に他人の家が建っている…」

と思わず声が出るような状況でした。

敷地内には老朽化した建物、大木、傾斜地があり、一般的な不動産会社であれば対応を断る理由も理解できる状態でした。

しかし、問題を解決するためには、まず現地を知ることが重要です。

そこで当社では、実際に建物所有者の方を訪問。
すると高齢の女性が出てこられ、お話を伺うことができました。

お話を聞く中で、

・亡くなったご主人様同士で過去に話し合いをしていたこと
・ご主人様が亡くなられた後、連絡先が分からなくなってしまったこと
・お互い不安を抱えたまま年月だけが経過してしまったこと

が分かりました。

今回の案件は、誰かが悪いわけではありませんでした。

だからこそ、言葉選びや伝え方を一つ間違えると、話がこじれてしまう可能性もありました。

当社では建物所有者の方へ、

「もし土地所有者から突然、建物解体や明渡しを求められたら安心して住めません。低廉な価格でも土地を取得することで、今後も安心して住み続けることができます」

と丁寧にご説明。

その後も複数回やり取りを重ね、ご家族ともご相談いただきながら調整を続けました。

その結果、最終的には建物所有者の方に土地3筆全てをご購入いただくことができました。

これにより、

・売主様の「子どもに負担を残したくない」という不安
・建物所有者様の「突然立退きを求められるかもしれない」という不安

その両方を解決することができました。

担当者からの一言

 今回の案件は、単なる不動産売買ではありませんでした。
相続、地方不動産、所有者不明土地問題、高齢化、人間関係…。
様々な問題が複雑に絡み合っていました。

正直、最初に現地を見た時には、
「これはかなり難しい案件だな…」
と思いました。

 ですが、不動産は単なる土地や建物ではなく、その背景には必ず“人”がいます。
今回も売主様、建物所有者様、双方に不安がありました。

 だからこそ、一方的に話を進めるのではなく、お互いのお気持ちを丁寧に汲み取りながら調整を進めたことで、最終的に良い形で問題を解決することができました。

お客様からいただいたアンケートには、

「子どもや孫にまで迷惑が続いてしまうと思っていた」

という言葉がありました。

今、日本全国で同じような“負動産”問題が増えています。
ですが、どんな不動産にも可能性はあります。

 当社はこれからも、「不動産による縁結び」を大切にしながら、誰にも相談できず悩まれている方のお力になれるよう取り組んでまいります。

同じようなお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。