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戸建「うちでは扱えない」と言われた再建築不可物件(福島県会津若松市)

ご相談者:T.M 様(お電話でのお問い合わせ)
福島県会津若松市

ある日、ご年配のご所有者様より、福島県会津若松市山見町にある再建築不可物件についてご相談をいただきました。

その不動産は、ご所有者様が相続で取得された戸建で、建物は昭和46年頃築。
室内には大量の残置物が残され、建物自体も著しく老朽化していました。

さらに問題だったのは接道状況でした。
現地までの進入路は建築基準法上の道路に認定されておらず、路地幅も90cm未満。
そのため、建物の建替えができない再建築不可物件となっていました。
しかも、お隣さんからは路地部分に植木鉢などが置かれてしまい、日常の出入りすらしづらい状態…。

ご所有者様は、
「子どもたちに負担を残したくない」
という想いから何とか手放そうとされていましたが、複数の地元不動産会社からは、

「うちでは扱えない」
「売却は難しい」

と言われてしまったそうです。

そこで、ご家族総出で対応してくれる不動産会社を探された結果、当社にご相談いただくこととなりました。

状況

「うちでは扱えない」と言われた再建築不可物件(福島県会津若松市) 状況

実際に現地を確認すると、想像以上に厳しい状況でした。

・路地幅90cm未満
・建築基準法上の道路ではない
・建替え不可
・大量残置物あり
・著しい建物老朽化
・近隣トラブル懸念あり

さらに現地では、隣地所有者による多数の植木鉢などが路地部分に置かれており、通行にも支障が出ている状態でした。

不動産は選べても、
残念ながら隣地所有者までは選べません。

どんなに良い建物でも、
近隣関係や接道状況によって、
不動産の価値や流通性は大きく変わってしまいます。

特に再建築不可物件の場合、
「誰が隣に住んでいるか」
「どのような利用状況か」
が売却時に大きく影響します。

今回の案件は、まさにその典型例でした。

解決策

当社ではご相談後、横浜から現地の福島県会津若松市へ赴き、役所調査・現地調査・近隣確認を実施しました。

その結果、現地前の路地はどうしても建築基準法上の道路にはできず、建替えができない状況であることを再確認。
ただ、そのまま諦めるのではなく、周辺の権利関係を徹底的に調査しました。
すると、路地の先に土地を所有している地元不動産会社があることが判明。
その不動産会社は、過去に周辺で開発事業を行った際の残地を所有し続けていました。

そこで当社より直接ご連絡し、

・所有者様の想い
・現在の状況
・将来的に空き家問題が深刻化すること
・地域にとっても放置は望ましくないこと

などを丁寧にご説明しました。
その後、複数回にわたり協議を重ねた結果、その地元不動産会社様より、

「うちの会社がある地元で、不動産で困っている方がいるのであれば、何とかするしかない」

という大変ありがたいお言葉をいただき、最終的には、

・老朽化建物そのまま
・大量残置物そのまま

という状態で、有償にてお引き受けいただくことができました。

担当者からの一言

今回の案件は、単純な不動産売買ではありませんでした。

売主様の
「子どもたちに迷惑をかけたくない」
という強い想い。

そして、
地元不動産会社様の
「地域で困っている人を何とかしたい」
という想い。

その両方が繋がったことで、今回のご成約に至ったのだと思います。
思い返すと、売主様ご自身が諦めずに動かれていたことが、最後に良いご縁を呼び込んだのだと感じています。

当社は、サッカーでいうところの“アシスト役”だったのかもしれません。
それでも、不動産を通じて人と人とのご縁が繋がったことを、とても嬉しく思っています。
同じようなお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。