土地誰に貸してるかも不明の土地が“高く売れた”驚きの結末(静岡県御殿場市)
| ご相談者: | 相続人三姉妹(司法書士の先生からのご紹介) 東京都 |
顧問税理士の先生よりご紹介いただいたお客様(売主様)は、相続により静岡県御殿場市川島田の底地(貸宅地)を取得された三姉妹の方々でした。
しかし、その底地は
・有効な借地契約書がない
・誰に貸しているのか不明(3組中2組不明)
・貸付範囲も不明
という非常に不透明な状況…。
「このような状態でも売却できるのか」
「できるだけ良い条件で手放したい」
というご相談をいただきました。
※底地(貸宅地)とは…
土地だけを持っていて、その上に他人(借地)の家が建っている状態
ポイントは自分の土地なのに自由に使えない。
そのため、売りづらく価格も下がりやすい。
状況

現地および役所調査の結果、対象地には
・遠いご親戚の方が利用している貸家(2棟)
・長期間閉め切られた空き家風の建物(1棟)
・消防用水利
が存在しており、権利関係・利用状況ともに整理されていない状態でした。
また、底地という特性上、第三者に売却した場合には
借地権割合を前提とした低い価格での売却になる可能性が高い
という課題もありました。
売主様としても、
「このまま放置してさらに複雑になるのではないか」
という不安を抱えておられました。

解決策
まずは売主様と面談し、把握されている情報を丁寧にヒアリング。
その上で、調査に関する委任状を取得し、
・役所調査
・現地調査
・利用状況の確認
を実施しました。
現地では、借地人である遠いご親戚の方と直接お会いすることができ、
その場で購入の打診を行いました。
その後は
・売買代金の調整
・諸費用のご説明
・契約条件の整理
・親族間売買における価格妥当性の確認(税理士チェック)
などを当社が間に入り調整。
親族間売買は感情面も含め難しいケースが多いですが、
双方にとって納得できる形で条件を整えていきました。
そして――
2026年2月下旬、
売主様の都内ご実家にて契約を締結。
何十年ぶりかの再会を喜びながらのご契約という、
非常に温かい時間となりました。
その後、本日無事に残代金決済・引渡しまで完了しました。
■結果
今回のポイントは
・第三者売却ではなく借地人への売却に切り替えたこと
・適正な価格での親族間売買を実現したこと
・複雑だった権利関係を整理できたこと
です。
底地は、第三者が購入しても利用が制限されるため、
どうしても価格が低くなりがちですが、
今回は
借地人であるご親戚に購入いただくことで、
売主様にとっても納得のいく価格での売却が実現しました。
買主様にとっても、
長年の利用地を正式に取得できたことで、
将来的な不安が解消されました。
まさに双方にとっての
WIN-WINの不動産取引となりました。
担当者からの一言
底地や借地権は、契約書がない・相手が不明など、
一般の不動産会社では対応が難しいケースが少なくありません。
しかし、
「整理すれば価値になる不動産」
も数多く存在します。
今回のように、関係者の間に入り、
一つひとつ丁寧に整理することで、
最適な解決策を見つけることができます。
同じようなお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。


