土地司法書士事務所からご紹介いただいた、老朽化空き家・借地を含む複雑な土地売却のご相談(横浜市南区)
| ご相談者: | Y.S .Y.N 沖縄県・長野県 |
今回ご相談いただいたのは、いつもお世話になっている司法書士事務所様からのご紹介案件でした。
ご相談者様は、複数の宅地を所有されていたものの、
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老朽化した空き家が2棟あり、過去には孤独死も発生している
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一部は第三者に借地されている
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排水用の細長い土地も含まれている
という状況の中で、
「できるだけ高く売りたい」「いつ・いくらで確実に売れるのかを明確にしたい」
という強いご希望をお持ちでした。
一度は査定書をご提出しましたが、諸事情により時間が空き、
昨年4月頃から本格的に売却を進めることになりました。
状況

対象不動産は、宅地3筆と排水用の土地1筆。
そのうち宅地2筆(合計約90㎡)には老朽化した空き家が2棟残されており、
建物の管理や将来的なリスクに対する不安も大きい状態でした。
また、
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1筆は第三者に借地中
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水道管が裏の隣地を通過
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境界が明確でない可能性
など、**問題がいくつも重なった「簡単には売れない土地」**でした。
借地部分については、
現在のまま売却するよりも、将来返地後に売却した方が価格が下がらないと判断し、
今回は売却対象から除外するご提案を行いました。

解決策
当社では、売主様に代わって
「この土地を一番高く、かつ確実に買い取ってくれる会社はどこか」を探すため、
営業担当の伊藤とともに40社以上の不動産会社へ直接買取金額と条件をリサーチしました。
その結果、
買取金額や条件は驚くほど幅があり、
最も高い金額と最も低い金額の差は1,000万円以上という状況でした。
最終的に選定した買主は、
一般的な価格帯よりも500万円以上高い条件を提示した不動産会社です。
ただし、
「高い金額で契約できた=100%安心」ではありません。
今回の売買契約には、以下の条件が付されていました。
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隣地所有者立会い証明書付きの確定測量図の交付
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水道引込み管是正工事に関する協力承諾書の取得
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売主様による既存古家2棟の解体撤去後の引渡し
売買契約締結後、すぐに土地家屋調査士の先生と連携し確定測量を開始しましたが、
隣地所有者様と連絡が取れず、時間だけが過ぎていく場面もありました。
一時は「このままでは引渡し期限に間に合わず、契約解除になるのでは…」と
不安が頭をよぎる状況もありました。(最終的には買主様に一度引渡し期限を延長していただきました)
それでも粘り強く対応を続けた結果、
通常は海外にお住まいのお隣さんとも連絡が取れ、
最終的には全ての隣地所有者様の協力を得ることができました。
確定測量の過程で判明した越境についても、
将来是正する旨の覚書を締結し、問題を整理。
解体工事についても、伊藤と解体業者が近隣へ一軒一軒ご挨拶を行い、
トラブルなく無事に完了しました。
担当者からの一言
不動産売却は、「契約したから終わり」ではありません。
特に今回のような複雑な案件では、
契約後の調整や関係者との交渉こそが本当の正念場です。
売主様に代わって動き、
一つ一つの問題を整理し、
「当たり前ではない引渡し」を無事に迎えられたことに、
大きな安堵と達成感を感じています。
「難しい土地だから仕方ない」と諦める前に、
一度ご相談いただければ、
私たちは最後まで一緒に考え、動きます。
同じようなお悩みをお持ちの方の力になれれば幸いです。(^^)


