ご相談事例

戸建関係者も諦めかけた難物件を、粘り強く再生へ(横浜市神奈川区)

ご相談者:大手ハウスメーカー系不動産仲介会社 様
横浜市神奈川区斎藤分町

横浜市神奈川区にある築古で何十年も空き家の廃墟物件なんですが、車が入らない・道路持分がない・隣地もゴチャゴチャしていて、もう誰も、どこの不動産会社も買ってくれません。正直、私もお手上げ状態なんです。リライトさんなら、どうにか買い取っていただけませんか?

状況

関係者も諦めかけた難物件を、粘り強く再生へ(横浜市神奈川区) 状況
・最寄駅からは15分くらい坂を上ったところにある
 小高い丘の上に立地
・車が入らない不動産(車が通行できる道路までも遠い)
・建物は昭和25年頃築で何十年も空き家で廃屋化、
 リアルお化け屋敷
・境界が不明 ・隣地が事故物件で所有者がいない不動産
 (後から判明)
・前面は私道で持分なし ・どこの不動産会社も買えない
 難あり物件

解決策

ある日、知り合いの不動産会社からこんな相談が入りました。

「神奈川区にある築古の廃墟物件なんですが、車が入らない・道路持分がない・隣地もゴチャゴチャしていて、もう誰も、どこの不動産会社も買ってくれません…。正直、私もお手上げ状態なんです。リライトさんなら、どうにか買い取っていただけませんか?」
そう言って差し出された鍵を手に、すぐに現地を確認しました。
そこにあったのは、まさに“誰も手を出したくない物件”、リアルお化け屋敷でした…。苦笑
木々が生い茂る小道を抜けると、姿を現す昭和25年築の一戸建て。
建物は老朽化が進み、室内には手のひらサイズのクモやカエルが跳ね回り、雨染みや腐食が随所に…。
外観も荒れ放題で、人の気配は感じられず、まさに“時間が止まった家”でした。
とはいえ、当社はこの物件に再生の価値を見出しました。
「これは、やりがいがある」 売主様からもお願いされ、物件は当社が現況のまま買い取ることで合意に至りました。
しかし、本当の苦労はここからでした。

⸻ 境界不明、私道持分なし、隣地は所有者がいない事故物件…関係各所との調整が山積み まず直面したのは、隣接する土地との境界が不明なこと。
そこで信頼できる土地家屋調査士に依頼し、測量と境界確定を試みたところ、
・隣地に未登記の国有地が存在 ・奥の住宅が接道義務(建築基準法第42条)を満たしていない
・前面道路(実質1m幅の私道)は第三者名義で持分なし
・隣の廃墟物件は所有者不在、しかも過去に結構な事件歴あり という四重苦に直面。(T . T)

 私たちは、相続財産管理人の申立てを裁判所に行い、弁護士が選任されるまでをフォロー。
測量立会いの段取りを調整し、利害関係人や私道所有者との交渉を一つひとつ丁寧に進めました。
さらに奥の家の方のために将来建替えができるよう接道の要件を満たすように調整。
前面私道については持分がなかったため、私道所有者と交渉の末、当社が一部持分を取得することで、法的にも通行可能な状態を実現しました。
こうした関係者とのやりとりや法的調整、測量・書類準備など、実に半年以上の時間と手間をかけてようやく準備が整ってきました。 ⸻

解体せず“活かす”選択。
リノベーションで甦った昭和の家 解体するには車が入らないため、手壊しとなり高額に。
そこで当社は「リノベーションによる再生」を選択しました。
•耐震補強+瑕疵担保保険の付保
•昔の梁を活かしつつ、開放感ある勾配天井を採用
•ホームステージングによる魅力的な空間演出 まさに、“古さを活かす再生”が完成しました。

⸻ 「車が入らないから無理」では終わらせない いざ販売を開始すると、やはり「車が入らないから…」と敬遠される声もありました。
しかし、価格・立地・空間の魅力を丁寧に訴求し続けた結果——

最終的に「車を持っていない」という買主様が現れ、無事に契約・引渡しが完了しました。(^^)

担当者からの一言

 今回の案件も問題山積で所有者の方も思い悩んでしまっていた不動産でした。 それでも諦めずに、一つずつ問題を解決し、最終的に誰も見向きもしない廃墟を素晴らしい戸建に再生し、素敵な買主様にお買い求めいただくことができました。 ここまで出来たのも諦めないで調整・協議を続けてきたから。 諦める前に、当社 リライトにご相談ください。 当社リライトは、
・車が入らない不動産
・接道義務を満たさない土地や戸建
・境界不明や道路問題
・事故物件
・所有者不明の物件

といった”他社では扱えない”不動産でも、法務・調整・建築・再販まで一気通貫で対応しています。
「どうせ無理」と思っているその物件、私たちなら、活かせるかもしれません。
お困りの不動産をご所有されているお客様は、ぜひ、当社 リライトまでお気軽にご相談ください。(^^)